子どもはよく転んだりぶつけたりして、ちょっとした怪我がつきものですよね。つい「自分が子どもの頃はこうしてたし…」と、昔ながらの方法で対応してしまうこともあると思います。でも実は、応急手当の常識は昔と今で大きく変わっています。今回は、よくある場面の違いをまとめました。

擦り傷・切り傷
昔は「まず消毒、そして乾かす」が定番で、しみる消毒液やガーゼでかさぶたを作るのが良いとされていました。
今は 消毒より「水道水でしっかり洗う」が最優先。消毒は皮膚への刺激が強く、治りを遅らせるため基本的には使いません。また、傷は乾かすより「湿らせて治す湿潤療法」が主流です。傷パッドやワセリンで覆って乾かさないようにすることで、傷がよりきれいに治ります。

打撲
以前は「動かしたほうがいい」「温めたほうがいい」と言われることもありましたが、逆効果になることもあります。
今は「安静・冷却・圧迫・挙上」が基本です。まず冷やし、無理に動かさず、軽く圧迫して腫れを抑えます。

鼻血
「鼻血=上を向く」は、今では完全にNG。上を向くと血が喉に流れ込み、気持ち悪くなって吐いてしまうこともあります。
正しい方法は「前かがみになり、5〜10分程度小鼻をギュッとつまむ」ことです。ティッシュは鼻に詰めず、軽く当てる程度にしましょう。
昔の方法が悪いわけではありませんが、今の応急手当はより痛みが少なく、より安全で確実。小さな怪我は家庭での対応が大切だからこそ、応急手当の方法をアップデートしてみてくださいね。