らぶ♡ふぁみvol.21掲載 ※無断転載禁止

<らぶ♡ふぁみスタッフより>仕事・育児・家事となにかと追われているママたちは、「病気でなければ大丈夫!」って思っていませんか?元気でいるために大切なこころの健康について教えてもらいました。

健康とはどのように定義されますか?

世界保健機関(WHO)は、健康とは単に病気ではない状態だけではなく、「身体的、精神的、社会的に良好な状態」と定義しています。つまり、こころの安定や家庭や社会とのバランスも健康の重要な要素となります。

子育て中のこころの疲れにはどのようなものがありますか?

子どもの成長に伴う様々な変化に対応することは大変なことです。育児には予測不可能な出来事が多く、それが継続的なこころの疲れとなり得ます。また、自分の時間が取れなくなることもこころの負担が増す要因です。さらに、社会的な期待や周囲からのアドバイスへのプレッシャー、子どもの健康や将来への不安も、こころの疲れとなることがあります。

こころの健康が崩れると、どのような症状やサインが現れますか?

こころの健康が崩れると、感情の起伏が激しくなり、泣きやすくなったりイライラしたりします。睡眠の質が悪化し、眠れなくなったり過剰に眠ってしまうこともあります。また、食欲の変化や頭痛、肩こり、胃痛など身体の不調が現れることもあります。

こころの健康を保つために、普段からできることはありますか?

こころの健康を保つためには、質の良い睡眠と、十分な休息が最も重要です。そのためには、家族やパートナーと育児や家事を分担し、負担を軽減することが欠かせません。また、産後ケア施設や地域のサポートサービスを活用するのも効果的です。多くの地域では助成金が利用できる場合があるため、積極的に情報を調べて活用しましょう。

家族や周りの人にサポートを得るコツや簡単な気分転換法を教えてください。

まず、自分が感じていることや必要なサポートを素直に伝えることが大切です。たとえば、何をサポートしてほしいのか具体的にお願いすると、家族も理解しやすくなります。また、家事や育児の役割分担を話し合い、それぞれの得意分野を活かして分担したり、週ごとのローテーションを取り入れることで負担を減らせます。気分転換には、1~2分間スマホを置いて目を閉じ、深呼吸をする簡単な瞑想や、子どもの昼寝中に15分だけ自分の好きなことをする「ひとり時間」を作るのがおすすめです。こうした自分をいたわる時間を持つことで、「こころの健康」をより良い状態に保てます。