らぶ♡ふぁみvol.17掲載 ※無断転載禁止

<らぶ♡ふぁみスタッフより>みなさん、健康診断って受けていますか?30代の女性の健康診断未受診者が多いそうです。職を離れたり育児や家事でいそがしい世代でもありますよね…。ママの健康の状態を知るためにも大切な健康診断について教えてもらいました!

健康診断の意味とメリットを教えてください。

健康診断のメリットは、生活習慣を見直し、改善することで病気を予防できる点にあります。検査結果に基づいて、改善策やアドバイスを受けることで、生活習慣病や慢性疾患のリスクが低減する可能性があります。
また、病気を早期に発見し早期治療につなげることも重要です。健康診断により身体の異常が明らかになると、それに対する適切な治療や介入が早期に行えます。これにより、疾患が進行する前に対処し、治療効果が高まります。特にがんなどの重篤な疾患においては、早期発見が治療の鍵となります。

健康診断を受けている人と受けていない人ではどのような差がでますか。

健康診断を受けることで、自覚症状のない疾患でも早期に発見し、治療を開始できる可能性が高まります。早期の診断は、病気の進行を早めに防ぎ、治療のコストや身体への負担を軽減するかもしれません。
一方、健康診断を受けていない場合、症状が進行してから医療機関を訪れ診断される可能性があります。その結果、治療が難しくなり、治療費用や負担が増加することがあります。したがって、定期的な健康診断は病気の発見と治療において重要な役割を果たします。

女性に気にしてほしい項目はありますか。

生活習慣病や鉄欠乏性貧血のスクリーニングも女性の健康に関わる重要な要素です。閉経後の女性は、高血圧や脂質異常症、骨粗鬆症、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患のリスクが増加する傾向があります。
また、女性にとって最も重要な健診では乳がんや子宮がんの検査が挙げられます。健康診断とは別にがん検診も受けることをお勧めします。子宮頸がんの発症リスクは20歳代後半から増加し、30歳代後半から40歳代にかけてピークを迎えます。同様に、乳がんの発症リスクは40歳代後半から50歳代がピークです。これらの疾患は早期に発見することで治療の成功率が著しく向上します。そのため、早期発見は治療の成功率を高める助けになります。

健康診断は毎年受けるべきでしょうか。

毎年の受診をお勧めします。受診により急速に進行する疾患を早期に発見することができたり、前年との比較から小さな変化に気づくことができます。健診を後回しにせず、また受けた結果を無視せずに活用することがとても重要です。