赤ちゃんの頭のゆがみが気になったことありませんか。

出産時に狭い産道を通るためや脳の成長に対応するため、赤ちゃんの頭は柔らかくできています。そのため、外から圧力がかかり続けると頭の形がゆがんでしまうことがあります。
赤ちゃんの頭のゆがみの原因で最も多いのは向き癖です。常に下になっている側が圧迫されることで後頭部のゆがみが出てきます。
ただ、生後半年以降からおすわりの時間が増え、1歳にかけて頭蓋骨が成長することでゆがみは目立たなくなるため、ほとんどの場合心配はいりません。
まれに頭蓋骨早期癒合症などの病気が隠れていることもありますが、その場合は出生時や乳幼児健診で指摘されることがほとんどです。

それでも赤ちゃんの頭がゆがんでいると気になりますよね。
頭のゆがみが気になる場合は向き癖対策をしてみましょう。
枕やタオルで頭を固定したり、向きにくい方向に家族がいたりおもちゃを置いたりと寝る方向を工夫したり、抱っこの向きが偏らないようにします。
なかなかうまくいかないこともありますが、根気よく続けることが大事です。
生後3ヶ月までに向き癖対策を始めると効果的です。

後頭部だけでなく耳の位置に左右差が出たり、顔のゆがみが見られたりとゆがみが強い場合は、ヘルメットで矯正する方法もあります。保険適応がなく費用が高額になるのですが、ゆがみが目立つ場合は小児科で相談してみてください。
ヘルメット矯正は生後6カ月までに開始することが推奨されています。
頭の形を計測するアプリも出ていますので、試してみてくださいね。