らぶ♡ふぁみvol.9掲載 ※無断転載禁止

<らぶ♡ふぁみスタッフより>妊娠・出産・産後と心配なことや不安で心身ともに疲れていませんか?
わけもなくイライラしたリ、ふと気づくと涙がでてしまう…。
そんな症状や改善方法について、都南産婦人科院長の長尾百合子先生に教えてもらいました。

産後うつとは

産後うつは、お産の後に気分の落ち込みや楽しみの喪失、自分を責める気持ちなどの症状がでることで10%の人に起こるとされています。症状は2週間以上持続し、産後3か月以内に発症することが多いです。ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足と疲労の蓄積、母親というプレッシャー、家族からのサポート不足、精神疾患の既往等が発症リスクとされています。

見逃しがちな症状はありますか?

身体的な症状としては、食欲の変化、頭痛や全身の痛み、疲労感、睡眠障害などがあります。 精神的な症状として極度の悲しみや怒り、無力感、罪悪感といった症状がでます。
悪化すれば、自殺願望が出てくることもあるので注意が必要です。また、赤ちゃんに対する愛情を感じられなくなることもあります。

改善方法・治療方法等教えてください。又、受診は産婦人科でも良いのでしょうか?

まずはかかりつけの産婦人科を受診してください。産後うつの診断は精神科医の診断が必要となります。
産後うつが疑われれば産婦人科から精神科医を紹介してもらうこともできます。

重要な対策は自分の気持ちを人に話すことです。話すだけで自分の状態を客観的に理解できたり、気持ちを落ち着かせたりできたりします。育児や家事は家族と協力しながら行う、適度に手を抜く、一定時間赤ちゃんと離れるといった生活の見直しも大切です。

必要であれば薬物療法も行います。授乳中の場合、できるだけ薬を摂取したくないかもしれませんが、産後うつが悪化することは、赤ちゃんにとっても悪影響です。
薬の服用が心配な場合は医師とよく話し合って、母乳への影響も相談してください。

百合子先生からのアドバイス

産後うつを予防するためには、周囲からの支援が不可欠です。
子育ては母親1人で行うものではありません。父親をはじめとする家族はもちろん、自治体からの支援にも頼りましょう。

町田市には産後ケアの制度や、育児支援ヘルパー派遣事業などがあります。
こちらを参照ください。
その他の育児に関する悩みや支援については町田市子ども家庭支援センターに相談してみてください。
町田市子ども家庭支援センター