UR賃貸住宅の町田山崎団地は、子どもたちが自由に遊びまわれる自然豊かな広場があったり、商店街に個性的なお店が増えてきたりと、子育て世帯が暮らすにも魅力的な場所となっています。そして団地内のスペースを利用して、団地や地域の方々が心地よく過ごせるよう、定期的にイベントが行われているのをご存知ですか?らぶ♡ふぁみwebでは数回に渡って、そんな子どもと一緒に楽しめるイベントの様子と発展し続ける町田山崎団地の魅力をお届けしていきます。

第2弾の今回は、2024年3月9日(土)・10日(日)に開催されたイベント「DANCHI Caravan(団地キャラバン) in 町田山崎」をご紹介します!

東京ドーム9個分もある広大な敷地

町田山崎団地は、小田急線町田駅、JR横浜線町田駅からバスで15分ほどの距離にある大型団地。自然が残る広大な敷地内には約4000戸の住戸が立ち並んでいます。
老若男女多くの年代が暮らしており、スーパーや商店街、公園、図書館、市民センターなどの施設が揃う、生活利便性の高い住居環境。ご夫婦で散歩を楽しむ姿や子どもたちが自由に遊んでいる姿が見られます。

敷地内の公園で遊ぶ親子連れ
飲食店を中心に約30の店舗がある団地内の商店街「山崎団地名店街」

1960年代に建設された建物は外装や内装のリノベーションが進み、時代のニーズに合わせて生まれ変わっています。
保育園や幼稚園、小学校~高校、大学も隣接しており、子育てがしやすいエリアとしてファミリー層から今注目されているのです。

DANCHI Caravanは、「町田山崎団地のゆとりある豊かな屋外空間を活かして何かできないか?」と、団地を管理するURの若手職員さんを中心に企画されたイベント。防災というテーマを掲げながらも固さはなく、誰もが防災についてより身近に感じられるイベントとなっています。

2015年から始まり7回目となる今年は、町田山崎団地だけではなく、隣接する町田木曽住宅(JKK東京)まで会場を拡大し、無印良品や日産自動車、ヤマト運輸などの企業やラジオ局のエフエムさがみもイベントに参加していました。
開催された3月9日(土)・10日(日)には同じ敷地内にある木曽山崎コミュニティセンターでもセンター祭りが同時開催され、親子連れが楽しめた2日間となりました!

開催日の前日は雪が降りお天気が心配されていましたが、当日は朝から快晴!
会場には親子連れや近隣の学生さん、年配のご夫婦、さらに遠方から来場された方など5,000人近くの方々でにぎわっていました。

らぶ♡ふぁみスタッフは初日に参加!子どもたちに人気のワークショップや体験型コンテンツを始め、様々な催しを取材してきたのでご紹介します。

ワークショップ

企業や団体が子どもたちのために無料で楽しめるワークショップを企画。パパやママも一緒に考えながら、作品づくりをし、子どもたちは夢中になって楽しんでいました。

実際に魚(タイ、サメ)に触って学べるワークショップ「縁側sakana」
魚のぬりえ
木の名前のプレートを作ることができる「樹名板をつくろう!」
地球環境と電気自動車の重要性を学べる「日産わくわくエコスクール」
端材を使用し、子どもたちが自由に楽しめる「森のカケラで作る街つくりワークショップ」
できあがった街
参加者の声

子どもたちが楽しめることが沢山あってうれしいです。山崎団地に引っ越してきたのが1年半前なのですが、新しいお店も増えてきて商店街が楽しいです。

樹名板のプレートは団地内に飾られるとのことなので、子どもと一緒に見に行きます!

防災体験

今回のメインテーマとなる「防災」を体験できるブースもたくさんありました。
その中でも町田市防災課のブースでは、起震車で震度7強の揺れが体験できました。想像以上の揺れで、置いてあるテーブルがガタガタと音を立て、大地震が起こった際には何もできないと改めて実感。

起震車体験
自衛隊VR体験
模擬消火器体験・ミニ防火衣着装体験
防災用品を運ぶ子どもたち(「ネコサポ子ども配達体験」)
参加者の声

VR体験をしました。パラシュートからの降下体験なんて普段はできない事だったので大興奮!映像がとてもリアルで本当にそこにあるようでビックリしました。

地元商店会や学生ボランティアの協力も!

この日は、JKK町田木曽エリアにある「町田木曽名店街」とUR都市機構エリアにある「山崎団地名店街」の商店会も協力。店舗前で焼きそばを作っていたり、温かいスープやお菓子、美味しいコーヒーの販売など、何を食べようか迷うほど!
その中でも特に人気だったのが、山崎団地自治会・自主防災会が作り、1杯150円で販売されていた「大型炊き出し器まかない君を使用した豚汁販売」です。

らぶ♡ふぁみスタッフもブースに行ってみましたが、すでに“完売”・・・。
とても人気がありましたよ!

今回特に注目したのは、多くの大学生の皆さんがボランティアとして参加されていたことです。玉川大学、工学院大学、桜美林大学の学生さんが各ブースを担当し、多世代が参加する“地域のつながり”を実感しました。

桜美林大学学園祭実行委員の皆さん

キャンプファイヤー

日が暮れてくると、キャンプファイヤーのスタートです。
火を囲み、運営の(株)SOTOLABOのスタッフさんのトークと、言葉や体を使った遊びに子どもたちは大盛り上がり!
普段は火を間近で見る機会の少ない子どもたち。夢中で参加している笑顔が印象的でした。

「薪割り体験」で割った薪をキャンプファイヤーにくべる親子も。

専用の器具と金づちを使い、子どもでも簡単に割ることができました。

私も体験しましたが、気持ち良いくらい簡単に薪割りができて、はまってしまいそうです。

「団地 de キャンプ」レポート

事前申し込みをした方がテントに宿泊する宿泊体験も行われました。この日は7組の家族やグループが参加。

宿泊体験は、災害時にテントで過ごさなければいけない場合を想定し、実際に自分たちでテントを立て、レトルト食品を作って食べ、寝袋で寝て一晩過ごすという内容です。

テントの組み立て説明
テント

災害時は水道が使えない場合もあるため、調理用の水はタンクから使用していました。できるだけ水を使わずに済むようにお皿にラップを敷き、その上に食事を盛り付けて食べ終わったらラップを捨てるというアイデアの説明もあり、皆さん実践していました。

夕食はガスコンロを使い、防災食のアルファ化米を鍋で炊いたご飯と、お湯を沸かして温めたレトルト食品を食べました。この日は気温が下がり寒かったこともあり、温かい食事が皆さんに好評でした!

肉じゃが、ビーフシチューなど、夕食の食材
「レトルトなのにおいしい!!」
参加者の声

(団地在住のママと子どもたちのグループ)

子どもの気管支が弱く、自然豊かな団地内に小学校入学を機に住んでいます。今回子どもたちにキャンプの体験をさせたいと思い、申込みました。

お友だちと一緒ということもあって、子どもたちはいつもと違う環境に楽しそうな様子でした。たくさん動いていたので夜はよく眠れていました。夜中にキャンプについて寝言を言ったり、キャンプファイヤーに薪をくべる夢を見ていたそうです。今後もイベントには積極的に参加しようと思っています。

(木曽団地から親子で参加したご家族)

近隣に住んでおり、今回は子どもにキャンプ体験をさせたいと思い参加しました。テントも寝袋も見たことや触ったこともないので、気に入って寝つきは良かったです。寝袋の中は暖かく、寝ている間に子どもが靴下を脱いでしまうほどでした。朝寒くて目が覚めたときに、鳥の鳴き声が聞こえてきたのが新鮮でした。

(家族全員で参加したご家族)

町田から離れた東京都内に住んでいますが、SNSの告知を見て申込みました。私(ママ)だけキャンプ経験があり夜は寒さが予想できたので、装備を追加して暖かくして寝られました。普段と違う環境のため朝5時ごろから子どもたちも起きていましたが、良い経験になり、家族の思い出にもなりました。

(家族全員で参加したご家族)

数年前にもこのイベントに参加しました。前回は寝る時に寒かったのを思い出して家からマットとか段ボールを持参しました。一度こういった経験をしておくと、何が必要なのかがわかるので、この宿泊体験はすごくおススメです!

(ご夫婦で参加のご家族)

キャンプには慣れているため2人で協力しながらテントを張りました。実際に建物の倒壊や水が使えないなど不便が考えられる状況で、寒さもあるなか、災害に備えてこのような経験をしておくことは大切だと改めて思いました。

(若者のグループ)

調理が難しかったですが、貴重な体験ができました。

キャンプ会場となった場所は高台にあり、風が吹くと寒かったですが、テント内は暖かく過ごしやすかったそうです。

いかがでしたか?
団地内でこのような大規模なイベントが開催できるのはゆとりのある敷地ならではですよね。

広い団地内には、商店街や遊具があり、子どもと楽しめる公園もたくさんあります。
子連れに優しい町田山崎団地では、これからも定期的にイベント企画が予定されています。
これから暖かくなっておでかけもしやすくなるので、ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

町田山崎団地
住所:町田市山崎町2200・2130
アクセス:バス停「山崎団地センター前」(神奈川中央交通)下車すぐ
お問い合わせ:UR町田山崎エリア現地案内所(042-791-7455/営業時間:10:00-17:00/休業日:水曜、年末年始12/29~1/3)