らぶ♡ふぁみvol.11掲載 ※無断転載禁止

<らぶ♡ふぁみスタッフより>慣れない育児の中で月経が再開され、育児による疲れなのか月経による不調なのか悩むことはありませんか?今回は、月経前に症状が現れるPMSについて教えてもらいました。

月経前症候群(PMS)とは

月経前3~10日間の黄体後期に発症する多種多様な精神的あるいは身体的症状で月経開始と共に減弱あるいは消失するものを、月経前症候群(PMS)と言います。症状は多様で、イライラや憂うつなどの精神症状、下腹痛や頭痛、むくみなどの身体症状、食欲の亢進や傾眠などの行動の異常などがみられます。精神症状が特に強いものを月経前気分不快障害(PMDD)と呼びます。

正確な原因のメカニズムはまだ不明ですが、排卵後の女性ホルモン、特に黄体ホルモンの産生と消退が要因となっていると言われています。

家事・育児の疲れと間違えそうですが、特徴的な違いはありますか。

症状が毎月現れるようなら、基礎体温表などに出現症状を記録し、家事・育児の疲れや仕事の疲れではなく月経周期との関連があることを確認します。
日本では月経のある女性の約70~80%が月経前に何らかの症状があります。生活に困難を感じるほど強いPMSを示す女性の割合は5.4%程度と言われています。思春期の女性に多いとの報告もあります。

改善方法・治療方法等を教えてください。

家庭生活への影響や学校・仕事を含む社会生活への影響があるようなら、次のような治療が必要でしょう。

生活の改善

症状日記をつけ病状を理解し把握することで、対処しやすくなります。PMSの症状と付き合うために、自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間をつくったり、自分が心地良いと思えるようなセルフケアを探してみることです。また、食事に留意し、アルコールは控えめにして喫煙も控えたほうがよいでしょう。症状が重い場合には、仕事の負担を減らすことが治療になる場合もあります。

薬による治療

低用量経口避妊薬などのホルモン剤は排卵を止め女性ホルモンの変動をなくすことで症状が軽快します。また痛みに対しての鎮痛剤、むくみに対しては利尿剤、精神神経症状や自律神経症状に対しては精神安定剤や選択的セロトニン再取り込み阻害薬物療法を使用することもあります。また、症状や体質に合わせて、漢方薬もよいでしょう。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、五苓散(ごれいさん)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが選択されています。

百合子先生からのアドバイス

バランスの良い食事をこころがけカラダとこころの不調を整えましょう。カルシウム・マグネシウム・ビタミンB6の不足に気を付け、鉄分補給に努めましょう。
都南産婦人科管理栄養士お勧めのレシピをご紹介します。体調不良のときでも時短で調理でき、つくりおきできる副菜です。

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