いつもイライラして、子どもに必要以上に怒鳴ってしまいます。もっと穏やかに接したいとおもうのですがなかなかできません。どうしたらよいでしょうか?
日頃お子さんのこと以外にも様々ことをこなさねばならないママさん。とても心に余裕など持てない毎日なので、思ってもいないことをつい言ったりやったりしてしまうのは無理もありません。
小言を言ったりしてしまう最大の原因はまさにそれ、つまりママ自身が追い詰められていたり思い通りにいかないという不満が爆発していること。さらにそれは己の中にある不安や恐れ、悲しさ、寂しさなどを、怒りという手段以外で伝える方法を教えてもらったことが無いことが拍車をかけます。
小さい頃から実力以上のことや嫌いなことを無理やりやらされ続けると、一体何が自分のやりたいことなのかを見失ってしまいます。長年それが続くと、やりたくもないことを『できなきゃいけない』と思い込み始め、結果的に自分はいったい何で満たされるのかを忘れてしまうので不満を解消できなくなる。
これらが負のループを形成・強化してしまうので、頭では分かっているのに心は救われないので許してくれないという現象が起こるのです。
だからもし怒鳴りそうになったら、自分の感情に目を向け、言葉で伝えてみてください。
「こういうことをするとママは不安だよ」「ママは悲しいな」など。ママの感情を伝えると、子どもは自ら“どうしたら良いか”を考えます。
ただし、この方法は1つの手段でしかなく、子どもの成長と共に変化する対応を身につけるためには、並行してママ自身の心に向き合う必要があります。怒りは、ママが追い詰められていたり、思い通りにいかないという不満が爆発している現れだからです。
不満の背景を紐解き、心穏やかな日々を手に入れたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。