<らぶ♡ふぁみスタッフより>新しい生活が始まる春。楽しみな気持ちの一方で、不安も感じてしまいますよね・・・。今回は、2人のお子さんを育ててきた長尾先生に育児・家事・仕事のバランスや健康を保つためのヒントを伺いました。
育休明けや仕事復帰の時期、ママの心や体にはどんな変化が起こりやすいでし ょうか?
☆心の変化について
産休、育休明けから仕事復帰が近づくにつれて、仕事に対する様々な不安が出てくることは、当然のことです。
そして、仕事復帰とともに、保育園やどなたかにお子さんを見ていただくわけですが、今度は、お子さんを人に預けることに対する後ろめたさや、それに近い感情をこと持つことがあるかもしれません。これはお子さんに対する愛情があるから生まれてくるごく自然な感情なので、決してご自身を責めないでください。
☆体の変化について
産休、育休中はお子さん中心の生活になっていましたが、仕事復帰後は、まず生活全般が大きく変わります。それに伴って、睡眠不足からくる疲労感やホルモンバランスの崩れから月経不順なども見られることがあります。起床から始まり、食事や入浴、睡眠などの一日の生活の流れが落ち着くまでには、ママもお子さんも焦らずゆっくりと時間をかけて生活のリズムを整えて行きましょう。しましょう。
二人のお子さんを育てながらお仕事を続けてこられた中で、大切にしてきた考え方や心がけはありますか?
子育てをしながら仕事を続けていく中で大切にしてきたことは、仕事のON、OFFの切り替えをするように心掛けていたことです。OFFの時には、思いっきり育児モードになり、たとえそれが短時間であったとしても、子どもとの時間を大切に、濃密に接するようにしていました。
いそがしい毎日の中でも、健康を保つために意識していることはありますか? 続けてよかった習慣や、無理なくできるセルフケアがあれば教えてください。
私が健康維持として続けていることは、「寝る前の入浴」です。その日の気分に合った入浴剤を入れて、「今日も一日頑張った」と自分で区切りをつけることにより、リラックスすることができているように思います。「無理なくできるセルフケア」とは、ママご自身へのご褒美でもあり、それがリフレッシュすることに繋がるのではないでしょうか。
ママが“ひとりで頑張りすぎない”ために、大切なことは何だと思われますか?ご家族や周囲に頼ることについて、先生のご経験も教えてください。
育児、家事、仕事、この三つを一人の力で、完璧にこなそうと思うと、これは無理があり、おそらく体力的にも精神的にも参ってしまいます。
私自身は、仕事に関しては、子どもの年齢や状況に合わせて自分の働き方を調整してきました(幼少期は時間外の仕事はせず、なるべく子どもの生活のリズムに合わせ、行事なども優先したり)。
家事に関しては、両親と同居していたこともあり、「お願いできるものはすべてお願いする。」というスタンスで自分の中で割り切っていました。唯一、子どものお弁当は、必ず毎日自分で作っていました。
私も、子育て中に、家族や周囲の方々のサポートを借りることに対しては、申し訳ないという気持ちでしたが、今は多くの方々のサポートを借りた分だけ愛情もたくさんの方から注いでいただいていたと思います。それはかけがえのない財産であるとも思っています。
みんなの力を遠慮なく借りて、少しでも負担を減らし、ご自身の中で、育児、家事、仕事のバランスを調整していきながら、心の余裕をもち心も身体もオーバーワークにならないようにしてください。ある程度人の力を借りることに対しては、割り切ることが大切です。
これから仕事復帰や新しい生活を迎えるママへ、産婦人科医として、そして先輩ママとして伝えたいメッセージをお願いします。
先輩ママとしてお伝えできることは、「ママの笑顔は家族の太陽です!」笑顔でいられるためには、お子さん中心になりがちな日常生活の中でも、ご自身の身体にも少し目を向けてあげてください。些細な身体の不調であっても無理をせず、決して一人で抱えこまないことです。
家族に向けて、仕事復帰期のママを支えるうえで大切にしてほしいことがあれば教えてください。
家族の方の存在は、ママにとっては誰よりも頼りになる最強の応援団です。ママが頑張りすぎないようにしっかりと見守り、力になってあげてください。
育児や家事などで不安に思うことがあれば、不安を一緒に共有してください。そして、家族の方は、ママが遠慮なくヘルプサインを出せるような環境作りを一緒にしてあげてください。一人で全ての不安材料を抱え込まないように、パートナーからも「一緒にやろう」・・・などの自然な声掛けも必要なのではないかと思います。