こんにちは。らぶふぁみ事務局FC町田ゼルビア担当のハルです。
首位キープのままJ1リーグも後半戦に突入しましたね!今年の夏にはパリオリンピックに藤尾翔太選手が日本代表で選出され、サッカーから目が離せなくなりそうです。

今回は、FC町田ゼルビアが町田GIONスタジアムでのホームゲームでセンサリールームを実施しているとのことで、6/22(木)のアビスパ福岡戦にお邪魔して、実際に観戦している様子を取材させていただきました。

センサリールームとは?

センサリールームはFC町田ゼルビアと町田市子ども発達センターの協働事業として開始されました。

【聴覚や視覚に過敏があったり、発達障がいなどでスタジアム席での観戦が難しい方が、安心して試合を観戦することが出来るお部屋です。
また、「スタジアムに行ってみたいけど、難しい 」「子どもと一緒に出掛けられる場所…を増やしたい」と考えているご家族の方も、お子さんと一緒にスタジアムで過ごすことが出来ます。】

センサリールームとは?(まちだ子育てサイトより抜粋)

FC町田ゼルビアに以前取材に行った際に、センサリールームを設置していることは聞いていたので、なんとなくは知っていたのですが、実際に行ってみると、

・ コンパクトなお部屋だけれど2家族で利用には十分なスペース
・ 靴を脱いで過ごせるのでリラックスできそう
・ 6階にあるのでピッチ全体が見渡せて選手の動きがよくわかる。
・ サポーターの応援や開始前のイベント、MCの音声などは程よい大きさで聞こえるのでスタジアムの雰囲気も感じられる。

と予想以上に居心地のよさそうな空間でした。

おもちゃや塗り絵なども用意されていました。ユニフォームはゼルビアからのプレゼント♪

今回観戦されたご家族にお話を伺いました。

Sさんファミリー(父母、兄2名、小4)

「サッカー観戦は今回が2回目です。1回目は支援学級の子どもたちを無料招待してくれる企画があって、その時には向こう側(バックスタンド側)での観戦でだったのですが、日差しや周りとの距離、座席の作りなどがダウン症の子(小4)には辛く、途中で帰らざるを得ませんでした。でもこのお部屋みたいに周りも気にせず、自分たちのペースでゆったりと観戦ができるのは、とても嬉しいです。

サッカー自体にはまだあまり興味はないみたいですが、家では選手のチャントを予習してきましたよ。エリキ選手のチャント※がお気に入りのようです。
子連れで、しかも障がいのある子どもとのお出かけはとてもハードルが高いですが、色々な経験をさせてあげたいと思っています。こういった企画がある事でお出かけのきっかけにもなると思うので、是非もっとたくさんの家族が参加できるようになったらいいなと思います。」
※チャント:サポーターが応援のときに歌う歌のこと

おもちゃも試合も楽しみます!

Wさんファミリー(父母、3歳、1歳)

「聴覚過敏ということではないのですが、初めての場所や人などが苦手でなかなかこういった場所へ来ることが(スポーツ観戦など)できなくて、家で見るようにしていました。
でもこのお部屋の事を知って、何度か応募して、今回初めて当選して連れてこられたのでとても嬉しいです。まだ子どもは小さいので、サッカーに興味があるかどうかはわからないのですが(笑)。この取り組みの事は、普段から町田市の情報を色々チェックしていて、その中で知ったのですが(どの情報源だったか忘れてしまいましたが)、知らない人は多いと思うので皆さんにもっと知ってもらえたらいいなと思います。」

初めて見るものに興味深々の様子

FC町田ゼルビアでは2022 年からセンサリールームを開始し、今年で3年目。昨年度は4回実施をして、40名弱の方が利用したそうです。今年度は4月、5月、6月(今回の試合)に実施、次回は8月を予定。(※事前申込制、定員超過の応募があった場合は抽選)
まだ設置回数や利用可能人数が少ないですが、他のスポーツでもセンサリールームの設置は広がってきているので、この取り組みを今後はよりブラッシュアップして継続してくれることを願います。

センサリールーム事業の詳細についてはこちら
まちだ子育てサイト
子ども生活部 | 子ども発達支援課