暑い日に子どもを外で遊ばせると熱中症が心配になりますよね。
熱中症の原因は、体温上昇と水分・塩分不足です。
子どもは、汗をかく機能が未熟で体温調整がうまくできなかったり、遊びに夢中になって水分補給や休憩ができなかったりするため熱中症になりやすいです。

今回は、熱中症予防のための子どもの水分補給についてお話しします。

よく「こまめに水分補給」と言いますが、具体的にどれくらいの水分を飲ませれば良いのでしょう。
気温や運動量、発汗量によって必要水分量が変わるため一概には決められませんが、暑い日に外で遊んだり運動をしたりする際には、幼児は1時間で150〜200mLくらいの水分が必要と言われています。
9〜12歳は20分毎に100〜250mL、思春期は1時間毎に1〜1.5Lの水分補給が必要となります。
多く感じるかもしれませんが、5〜10分おきに少しずつ何度も飲ませることでしっかり水分補給をさせましょう。

実際は量を測って飲ませるというよりは、必要な水分量を入れておいた水筒を飲み切れるように水分を飲ませると良いでしょう。大事なことは、子どもが喉の渇きを訴えなくても5〜10分おきに少しずつ水分を与えることです。与える水分は出来るだけ塩分が含まれた飲み物が良く、イオン飲料が望ましいです。乳児はミルク、幼児は麦茶などでも良いでしょう。

熱中症を予防するには体温上昇を防ぐことも重要で、風通しの良い涼しい服を着せる、帽子をかぶる、日陰に誘導するなども心がけましょう。

暑い夏でも安心して外で遊べるように水分補給に気をつけましょう。