こんにちは!
らぶ♡ふぁみスタッフのなぶーです。

町田市は、明治時代から昭和初期にかけて養蚕が盛んな地域でした。多くの農家が蚕を育て、生糸は町田の産業を支えていたそうです。
現在も市内には桑の木が残る場所があり、小学校では地域の歴史を学ぶ一環として、蚕を育てる授業を行っている学校もあります。

小田急町田駅ビル東口広場(旧カリヨン広場)にある「絹の道」の石碑

小学校の年度初めの保護者会で「希望した家庭には、週末に蚕を持ち帰ってもらうことがあります。」と聞いたとき、正直「家に蚕!?」と、虫全般が苦手な私は戸惑いました。
それでも、子どもの学びになるなら・・・と持ち帰りを許可することに。蚕は毎週ではなく、ときどき週末に我が家へやってきます。

ある週末、持ち帰った蚕たちは驚くほどの食欲で、あっという間に桑の葉がなくなってしまいました。夫と子どもは「恩田川に桑の木があるらしい!」という情報を頼りに桑の葉探しへ。
しかし見つからず、ひなた村へ探しに出かけました。

ひなた村での桑の葉採取

ひなた村で職員さんに事情を話すと、快く桑の木まで案内してくださり、「蚕が桑の葉を食べる音、聞こえるから耳を澄ませてみて。」と教えてくれました。家で聞いてみると、本当に小さな「シャリシャリ」という音が聞こえ、家族みんなで感動しました。

最初から興味津々だった上の子だけでなく、生き物大好きな夫も夢中に。蚕を見るのを嫌がっていた下の子まで、「次はいつ帰ってくるの?」と楽しみにするようになりました。

やがて繭を作る蚕が現れると、学校でも家でも大盛り上がり!
夫は「また持ち帰るなら連絡して。桑の葉を採ってくるよ!」と言うほどになり、私までいつの間にか蚕の成長を楽しみにしていました。

同じ桑の葉でもこんなに違う!三つに分かれた葉と、丸みのある大きな葉。

「勉強だから・・・。」と始まった蚕との時間。
町田の歴史や自然に触れながら、家族で同じものを見て、話して、驚く時間が生まれました。子どもの学びはもちろん、大人にとっても忘れられない体験になりました。