らぶふぁみ事務局のハルです。いよいよながーい夏休みが始まり、毎日の子どものお昼ご飯を考える日々も始まりました・・・。皆さんはどんな献立で乗り切っているのでしょうか?

さて、今回は防災アンバサダーとして、「防災」をテーマに地域づくりに取り組んでいる方々の取材をしてきました。

「いざという時に助け合えるように、普段から楽しく交流して、顔の見える関係性を築いておきたい。」
そんな思いから企画されたのが、今回の「成瀬ささえあいの町づくりミーティング」です。
この取り組みを進めているのは、成瀬中央自治会と町田市南第三高齢者支援センターの皆さん

「どの世代も防災や防犯に関しては共通で気になることのはず。」ということで、自治会の方や子ども会のご家族、地元のクリニックのお医者さん、成瀬くりの家保育園の先生や小さなお子さんからお年寄りなど本当に幅広い世代の方にお集まりいただき実施されました。

今回みんなで挑戦したのは、「防災カードゲーム」。これは、「災害情報収集伝達&コミュニケーション演習DICE(ダイス)」というカードゲームを参考に、成瀬地域バージョンにアレンジした物です。
このカードゲームは、無線機を使いながら、災害時の情報伝達がいかに難しいかを体験できるプログラム。
参加者は「本部」「A地区」「B地区」「C地区」といったそれぞれの役割に分かれ、お互いの状況がまったく見えないという前提の中、手元にある情報カードの内容を通信で共有し合い、町の被害の全体像をみんなで整理していきます。

ゲームがスタートすると、各地区の班に分かれてさっそく無線機でのやり取りが始まりました。

「災害用トイレを設置したいので、力のあるボランティアの方はいませんか?」
「両親とはぐれてしまっている子どもがいます。探している人はいませんか?」
「こちらには薬剤師がいます。薬で困っている人はいませんか?」

このように、次々と実際に起きそうな情報やSOSが飛び交います。
最初は少し緊張していた参加者のみなさんも、ゲームが進むにつれて声を掛け合い、一生懸命に状況をまとめようと一致団結していきます。時には無線が混線したり、聞き取りがうまくできなかったりということもありましたが、約1時間後、全ての情報が解決しカードゲームは終了しました。

参加した方からは

情報の緊急性の順位をあらかじめ考えて解決すればよかった。

あいまいな表現の情報は、想像力を持って考える必要があると思った。

本部は各地区の状況がわかるようなメモの取り方などの工夫が必要だと思った。

など、本当の有事の際にも検討すべき感想が次々と上がりました。
また、

子どもたちが一生懸命わかりやすく伝えようと自分たちで考えていたのが印象的。

初めて会う大人とも気軽に話してくれるきっかけになってよかったと思う。


との声も。

ゲームで頭と体を動かした後は、イベントの締めくくりとして、近隣に開業されている近藤医院の近藤聡先生による講義が行われました。テーマは「災害時の子どもへの対応と備え」について。

子どもがいる家庭だからこそあらかじめ用意しておきたい物や、参考になる防災サイトの紹介などもあり、参加者のみなさんは熱心にメモを取っていました。

また先生は、「有事のときに子どもとどうやって合流するかなど、ちゃんと家族で普段から話し合っておくことが大切。」との言葉も。

リアルなゲーム体験の直後だったこともあり、お互いに顔を見合わせながら深くうなずく姿が見られ、防災への意識がより一層高まるのを感じました。

「防災」という誰もが気になるテーマで、大人も子どもも参加できるゲーム形式だからこそ、世代を超えた自然なコミュニケーションが生まれる場になったと思います。まだ一部地域のみでの実験的な取り組みではありますが、あらゆる場所、地域でも実施できるような仕組みが生まれていけば良いなと感じました。