らぶ♡ふぁみ公式ブロガーのさえです。
オープン時に取材させていただいた町田市玉川学園の「You You Living」さんが、2025年11月末をもって閉店されました。
オーナーの丹羽さんから、「次の展開も考えているので、ぜひまた取材に来てください!」とのお誘いをいただき、さっそくお伺いしてきました。
建物の構造上の問題に加え、丹羽さんご自身の二拠点居住の計画、スタッフさんのご家庭のご都合など、さまざまなタイミングが重なり、「無理をしない」という経営方針のもと、閉店を決断されたそうです。
2023年3月から約3年間にわたり、子どもの居場所づくりや地域のつながりを育んできたYou You Livingさんの閉店は寂しいですが、次へと続く前向きなお話を聞かせていただきました。

「子どもの居場所づくり」への想い
開業以来、You You Livingさんは子ども食堂の体制を整えたり、お客さまの声からワークショップを企画するなど、地域の皆さんに寄り添った活動を続けてこられました。

子ども食堂「町田てらこや ここから食堂」の案内は毎月、町田第五小へも配布。
日によっては 30〜40名が参加されていたそうです。
活動を重ねる中で、
❞子どもの居場所を支えるにはシニア層の力も必要❞
❞多世代が気軽に集える場であることが大切❞
と感じるようになったといいます。
年々お店が進化していく様子を拝見してきましたが、その根っこには「子どもの居場所を根付かせたい」という想いがしっかりとあることを感じました。
世代を問わず育まれた地域の人々とのつながり
お客さまの声から生まれた「ひよこ麻雀の会」
取材したのは閉店前の11月のある日。
「初心者でも気兼ねなく麻雀をしたい」という声から生まれた「ひよこ麻雀の会」に、元気なシニアの皆さんが集まっていました。


新しいことに挑戦しながら、笑い声の絶えない空間。
シニアの皆さんのいきいきとした姿に、こちらも元気をいただきました。
ママと赤ちゃんの笑顔があふれる「ベビーマッサージの会」
また、別の日には、保健師のなつこさんによる「ベビーマッサージの会」も。

以前参加していた方が 「赤ちゃんに癒されに来ました〜♡」とお手伝いしたり、温かなつながりがそこにありました。
初めての方もリピーターさんも、皆さんとても穏やかな表情をされていました。


なんと、”同じ産院・お子さんが同じお名前・同じ家族構成”という奇跡の出会いもあったようです!
その光景を見ながら、
「新生児期、私も大人と話せることがうれしくてよく出かけていたなぁ。」と懐かしい気持ちが込み上げました。
地域の子どもたちが集う「子ども食堂」と「ワークショップ」
子どもたちから「ニワトリ」と呼ばれて慕われている丹羽さん。
この日は子ども食堂とワークショップ。
子ども食堂では大人300円、子ども100円でおむすびとスープのセットを提供。
そしてワークショップは、端材を利用したミニ黒板作りでした。
店内にはたくさんの子どもたちが!


外では、竹灯籠作り。

私はつい「危ないよ」と声をかけそうになってしまいましたが、丹羽さんは「大丈夫、大丈夫」と声をかけ、子どもたちも安心して作業を進めていました。

丹羽さんのことが大好きな近所の子どもたち。
「作るのが好きな子どもたちが本当にたくさんいて。からだが二つあれば続けたいのですが・・・。」と丹羽さん。

皆さん、You You Livingさんには足繁く通っていたそうで、閉店は残念だと口々に仰っていました。
You You Livingさんの新たな挑戦
まさに老若男女問わずに、地域の皆さんが集う温かな場所を提供してくださってきたYou You Livingさん。

閉店を決めてからもオーナーの丹羽さんは、すぐに次の展開を模索。
取材した日にはすでに「南大谷小の近くでの拠点づくり」の計画が進んでいました。
新天地の所在地は南大谷6-32-3
1月下旬より活動再開予定とのことです。
どうぞお楽しみに!
また、玉川学園地域についても「地元の皆さんが、引き続き居場所づくりを盛り上げていってくれたらうれしい。」とお話しくださいました。
皆さんへメッセージ
最後に、ブログを読んでくださっている皆さんへ向けて、丹羽さんからのメッセージ。

お父さんたちも地域活動に参加してほしい。災害への備えを考えてもとても大事なこと。能登への復興支援を続けてきた経験からも、町内会や自治会には男性の参加が不可欠で、復興の早さにも大きく影響します。
キャンプイベントにも多くのご家族が参加してくれました。静かな印象だったお父さんと話すと、実は話題が豊富だったり。南大谷地域には昔から“オヤジの会”があり活発です。玉川学園でもそうした動きが広がるといいですね。
今後の展開については、You You LivingのInstagramで発信していきます。ぜひチェックしていただけるとうれしいです!

丹羽さんの新しい拠点づくり、今からとても楽しみです。
You You Livingさんは閉店されますが、この場所で生まれたつながりがまた新しい活動の種となりますように。