こんにちは!らぶふぁみ事務局です。
去る5月18日(土)、町田市中町にある東京ガスライフバル町田に、災害時に活用できる非常用井戸が完成!同日に同店で行われたイベント『ずっともフェア』にてお披露目されました。
なぜ、井戸を建設しようと思ったのか。どのように活用していきたいのか。オーナーである澤井宏行社長と澤井宏太さんにお話を伺いました。

東京ガスライフバル澤井株式会社 澤井宏行代表取締役社長
同社 澤井宏太さん

東日本大震災の支援に行った際、飲料水は支援物資として届くものの、断水の影響でトイレをはじめ水道が使えない状況で、被災者の方々が生活するのに大変苦労されている光景を見たのが最初のきっかけです。

災害時に最も困るのは水の問題であり、水道はガスや電気と比較すると復旧に時間がかかります。被災地でも水不足でトイレが不衛生となり、感染症の広がりも心配されるようです。トイレの利用をためらうがために、水や食事を摂取せず体調を崩されてしまう方もいるようです。
このような状況の中、コップ一杯の生活用水があるだけで改善されることもあると感じ、災害時には生活用水として使える水の確保が必要不可欠だと思いました。

また、かねてより「災害時に頼れる場所が住まいの近くにある」という安心を地域のお客さまに提供することが弊社のミッションであると考えておりました。
東京ガスライフバル町田のショールームにはキッチンがあり、災害時には『炊き出し』ができます。そして商品でもある蓄電池を使用すれば『電気』の供給ができます。そこに『生活用水』の確保をどのようにするかが課題でした。

既に井戸を施工されていた経営者仲間のオーナーに話を聞いて弊社でも井戸の設置が可能ということがわかり、災害時の『生活用水』の確保が実現できると考えたからです。

年初の能登半島地震です。
お客さまの安心・安全な暮らしの実現をすることが私たちのミッションの一つであり、このようなミッションを掲げる企業として、安心・安全が大きく崩れる災害時に備えて体制を整えておくことは私たちの責務であると改めて思いました。

弊社では月に一度防災レシピを紹介するセミナーの開催や、蓄電池・エネファーム(家庭用燃料電池)の普及拡大を通して、災害時に在宅避難できるようにソフト面・ハード面でサービスを提供し、災害に強い地域作りを目指してきました。ただ、生活に欠かせない水の確保を各家庭で行うのはやはり難しく、今回の井戸の設置を決意しました。

今回の井戸の設置は、弊社が行っている防災セミナー等の地域の防災意識を高める活動の一環でもあり、シンボル的な存在になると考えています。

今後は井戸を用いて地域のお客さまを対象とした防災訓練を実施したり、大規模災害時に公助が遅れた際でも地域住民同士が連携できるよう、井戸を通して、地域の皆さまの憩いの場にもなってほしいと思っています。
災害時には生活用水として使える『水』があるという安心感をもって、ぜひこの井戸をご活用ください。

「完成した井戸を地域の皆さまに活用してほしい。」と語る澤井宏行社長

いかがでしたか?
5月18日のお披露目の際には近隣の方々もたくさん来られていました。暖かくお天気がよかったこともあり、子どもたちは水遊びもできて大喜び!いざというときに地域にこうした設備があるという安心感とともに、災害が起きたときにどうしたらいいか、またそのための備えについて、子どもと一緒に考えるきっかけとなりました。

東京ガスライフバル町田

店舗所在地:町田市中町2-15-14
店舗営業時間:9:00-17:00
ショールーム定休日:毎週水曜日
お問い合わせ窓口:TEL 042-722-5347/FAX 042-728-9120
電話受付時間:⽉〜⼟9:00-19:00
⽇・祝9:00-17:30