町田市内の幼稚園、保育園、小学校を中心に子どもの感染症が流行っています。
● 38℃以上の高熱が出る
● 喉が痛くてご飯が食べられない、飲み物が飲めない
という子が多いようです。
らぶ♡ふぁみスタッフの子どもたちの中にも同じ症状の子どもが何人もいて、とっても辛そう・・・暑い日が続いているのにお水も飲めないと心配になりますよね。。
町田市保健所によると、現在町田市内では
● ヘルパンギーナが警報レベルで流行中(先週よりは若干減少)
● RSウイルスが先週から増加(先週と横ばい)
とのことです。
町田市で週1回(毎週木曜日)配信されている、感染症の発生動向調査「町田市感染症週報」には、各感染症の動向が詳しく掲載されています。
引用:町田市公式サイト 「町田市感染症週報」
2023年6月26日(月)〜7月2日(日)1週間のデータ
こちらのデータは町田市内の医療機関から報告された感染動向を翌週にお知らせしてくれているため、ほぼリアルタイムで発生状況を知ることができます。(ただし東京都が選定した指定届出機関(定点)から報告された内容のため、報告数が少なくバラツキがあるそうです。)
ヘルパンギーナってどんな病気?
発熱と口腔粘膜にあらわれる水泡性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行します。いわゆる夏かぜの代表的疾患です。子どもだけでなく乳幼児を養育している大人もかかることがあります。
症状は?
主な症状としては、2日間から4日間の潜伏期を経過し、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭粘膜の発赤が目立つようになります。口腔内に小水疱が出現します。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、痛みが出てきます。
発熱については2日間から4日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。口腔内の痛みのため食事が摂れないことも多く、それによる脱水症やまれに無菌性髄膜炎などを合併することがあるので注意が必要です。似たような症状が出る疾患に手足口病があり、口腔内のほかに手掌や足底にも水泡が見られます。
感染経路は?
感染経路は、飛沫感染・接触感染で、患者さんの飛まつ、ウイルスが手や食品・器具を経由して口に入ることにより感染します。
人に感染させる期間は、症状発現時がピークですが、その後も4週間から6週間は便からウイルスが排出されているので乳児などのオムツ交換時には注意が必要です。オムツ替え後は、石鹸でよく手を洗いましょう。
予防方法は?
特異的な予防法はありませんが、症状がある時にはタオル等の共有はせず、こまめに手洗いをすることが大切です。
のどに水ぶくれができてしまうから、痛くて食事や水分が取れなくなってしまうのですね・・・
ゼリーや冷ましたうどん、スープなど食べやすいものを少しずつ食べさせてあげるのがよさそうです。
小さい子はおしっこの色が濃くなっていたり、ぐったりしているなどいつもの様子が違うと感じた時は、必ず病院を受診してくださいね。
また看病している大人が感染してしまうととても辛いので、マスクをする、オムツ交換の後は特にしっかり手洗いをするといった対策をとって、うつらないように気をつけましょう。